メンズファッションで不動の人気を誇る、『ストリートファッション』
この記事では、ストリートファッションやコーデのポイントを解説します。
この記事を読み、ストリートファッションを実践してみることで
- 異性や同性から「おしゃれ」だと褒められる
- ストリートファッションを極めることができる
と多大な恩恵が受けられます。
一方、この記事を読まなければ
- ストリートファッションを取り入れてもダサくなる
- 自分のファッションに自信を持てなくなる
とおしゃれとは程遠い現実が待ち受けています。
「ストリートファッションのことを知っておしゃれになりたい」と悩んでいる方は
これを読めば、誰でも簡単にストリートファッションを日々の着こなしに取り入れられるようになります。
ストリートファッションとは?
ストリートファッションとは、文字通りストリート(路上)にいる人々、特に若者の着こなしから生まれるファッションスタイルを指す言葉です。
一般的なファッションの大半が、コレクションやランウェイから流行が下りてくるかたちでトレンドが左右するのとは対照的に、ストリートファッションは若者たちの着こなし、ひいては生き方がダイレクトに反映されます。
そのため、ヒップホップスタイルやスケータースタイルなど、各時代を象徴してきた音楽やサブカルチャーとの関連性が高く、それらと紐付けて語られることが多い点が特徴的です。
近年では、ストリート出自のスタイリングをコレクション等で提案するデザイナーも多く存在し、ファッションを語るうえでは欠かすことのできない存在となっています。
ストリートファッションはダサい?
ストリートファッションはしばしば「ダサい」という烙印を押されがちですが、これは間違い。
確かにダサいストリートファッションは存在しますが、それは過去に囚われた着こなしをしているからです。
たとえば、「上下ダボダボ」というスタイルは、ダサいストリートファッションの代表例として取り上げられがちです。
そもそも上下ダボダボのスタイルは、アメリカのラッパー文化をルーツとしていて、それがストリートで流行したのは1990年代ごろの話。
当時でこそ斬新でオシャレだったのでしょうが、現代ではむしろ時代遅れに映り、それが「ダサい」と思われる原因になってしまいます。
ストリートファッションは、時代の空気を映す鏡のようなもの。
そのため、普段の着こなしに取り入れる際は、過去の流行に囚われないことが大切です。
ストリートファッションをおしゃれに着こなすポイント
ストリートファッションをおしゃれに着こなすためには、子どもっぽくなり過ぎないよう注意することが大切です。
ストリートファッションは若者出自のファッションスタイルであるため、100%取り入れると若者らしさがトゥーマッチに作用し、子どもっぽく見える原因となってしまいます。
そのため、ストリートファッションを普段の着こなしに取り入れる際は、大人っぽさで中和する必要があります。
ここでは、そのための具体的なポイントを3つ確認していきましょう。
シンプルなデザインを意識する
ファッションにおいては、装飾が多いものほど子どもっぽく、反対にシンプルであるほど大人っぽく見えます。
ストリートファッションはカジュアルで子どもっぽく見えてしまいやすいので、できるだけシンプルなデザインを意識しましょう。
より具体的に言うと、以下の2点に注意することが大切です。
ちょっと高めのブランドの洋服を買ったときなどは、ブランドロゴで主張したくなりますよね。
しかし、ロゴによる主張とオシャレさというのは全く別物です。
虎の威を借る狐キツネのようなファッションに陥らないようにしましょう。
また、ファッションに慣れないうちは柄物に頼りたくなりますが、柄が入ったものは単体での主張が強くなるので、よほどの上級者でなければ上手にコーディネートすることができません。
そのため、ファッション初心者のうちは手を出さない方が良いでしょう。
ロゴにしろ柄にしろ、「目立つ=オシャレ」ではないことを肝に銘じておくことが重要です。
全身のシルエットをAラインかYラインにする
オシャレに見せるためには、全身のシルエットにも気を配ることが大切。
メンズファッションでオシャレとされるシルエットにはいくつか種類がありますが、ストリートファッションと相性が良いのは「Aライン」と「Yライン」の2種類です。
Aライン
まずAラインというのは、アルファベットのAのように、上半身が細く下半身が太いシルエットのこと。
末広がりで安定感があることから、男らしい着こなしを演出することができます。
重心が下に来ることで小顔効果・足長効果にも繋がるので、低身長のメンズには特におすすめです。
Yライン
続いてYラインとは、アルファベットのYのように、上半身が太く下半身が細いシルエットのこと。
ちょうどAラインとは上下がひっくり返ったような関係になります。
Yラインは上半身にボリュームを持たせることで視線を上に誘導し、実際よりスタイルを良く見せる効果が得られます。
また、ボトムスを細くまとめることで、足が細く且つ長く見えるというメリットもあります。
ワイドパンツやフレアパンツなど、ボリュームのあるボトムスを履く際は、上半身を絞ってAラインに。
反対に、オーバーサイズのパーカーやコートなどを上に着る場合は、ボトムスをスキニーやテーパードパンツなどでスッキリさせてYラインに仕上げましょう。
しかし、上下ともにオーバーサイズなのはNGです。
上下ともにルーズだと、先述した時代遅れのダサい着こなしになってしまうので、上か下かの一方はキッチリ絞ることを意識しましょう。
色のバランスに気をつける
洋服の色は、明るい色ほど子どもっぽく、暗い色ほど大人っぽく見える特性があります。
先述の通り、ストリートファッションは若者出自のファッショであるため、大人メンズが取り入れると幼く見られてしまいがちです。
そのため、なるべくダークカラーのアイテムを使って、大人っぽさをプラスしていくことが重要です。
中でも、黒はストリートファッションと相性が良く、大人っぽさも演出できる万能カラー。
「今日のコーデは少し子どもっぽいかな?」、そう思ったときは、一部に黒のアイテムを取り入れてみると、大人っぽくオシャレな着こなしに仕上がります。
ストリートファッションの定番アイテム7選
最後に、ストリートファッションで多用される定番アイテムを、7種類厳選してご紹介します。
日々の着こなしの中にこれらを取り入れることで、無理なく自然にストリートテイストを演出できます。
「トップス」「ボトムス」「小物」の順に確認していくので、ぜひ参考にしてみてください。
定番アイテム①:パーカー(フーディー)
ストリートファッションをする際、トップスはパーカーが定番です。
パーカーを取り入れるだけで途端にストリートっぽさが演出できるので、最低でも1枚はワードローブに用意しておきましょう。
パーカーには大きく分けて、前がジッパーで開閉できる「ジップアップ」と、前が開かず上から被る「プルオーバー」の2型があります。
どちらも定番で人気ですが、迷うようならプルオーバーがオススメです。
パーカーを着る際の注意点はサイズ感。
あまりにタイトなものだと、体型を拾ってしまってオシャレに見えないので、ある程度サイズにゆとりがあるものを選びましょう。
定番アイテム②:ロンT
パーカーに次いでおすすめのトップスが、長袖のカットソー、いわゆる「ロンT」です。
春~初夏にかけては単体で主役として、秋~冬にかけては名脇役のインナーとして、年間を通して幅広く活躍します。
ストリートブランドのロンTは、胸元や腕にデザインの入ったものが多いですが、上質カジュアルを志すうえでは、なるべくシンプルなものを選ぶようにしましょう。
定番アイテム③:ワークパンツ
Aラインの着こなしをするなら、ボトムスは太めのワークパンツが使いやすくておすすめです。
名前の通り、もともと作業着を由来とするアイテムなので、ガシガシ履き込んで味が出ても、オシャレな雰囲気で使いまわせます。
ワークパンツはボリュームがあり、全体に占める面積が大きいアイテム。
そのため、色のバランスには注意が必要です。
ベージュなどの明るい色をチョイスする場合は、トップスをダークカラーにして中和するようにしましょう。
定番アイテム④:スキニーパンツ
Yラインのシルエットを目指すなら、細みのスキニーパンツはぜひ1本持っておきましょう。
下半身を細くスッキリまとめることで、緩く見えがちなストリートファッションを引き締めてくれます。
スキニーパンツの色は、黒やネイビーなどのダークカラーがおすすめ。
大人っぽさに通ずるだけでなく、収縮色で実際より足を細く見せる効果も得られます。
定番アイテム⑤:ベースボールキャップ
ストリートファッションに帽子を取り入れるなら、ベースボールキャップが定番です。
基本的にどんなコーディネートにも合わせられ、手軽にストリート感にブーストをかけることができます。
「今日のコーデは何かしっくり来ない」、そんなときにベースボールキャップを被ると、全体を上手くまとめてくれます。
カラーは大人っぽく、黒などのダークカラーも良いですが、ビビッドな明るい色を差し色として取り入れるのもオススメ。
その際は全体が明るくなり過ぎないよう、バランスに注意しましょう。
定番アイテム⑥:バケットハット
帽子としては、バケットハットもおすすめです。
名前の通り、バケツ(バケット)をひっくり返したような形でカジュアルなアイテムですが、ハットの一種であるため、程良くきれいめな雰囲気を楽しめます。
「ベースボールキャップだとカジュアル過ぎるかな?」と思う日は、バケットハットが1つあるとコーディネートの幅が広がります。
とはいえ、バケットハットは占める面積が大きいため、ベースボールキャップより少し難易度の高いアイテム。
特に明るい色は合わせるのが難しいので、最初は黒やネイビーのものを選ぶと良いでしょう。
定番アイテム⑦:スニーカー
adidas STAN SMITH / ZOZOTOWN : NIKE/ ZOZOTOWN
ストリートファッションの足元は、スニーカーが最適です。
ブーツだとボリュームが強くなり過ぎ、サンダルでは反対に印象が軽くなってしまいます。
また、革靴はきれいめ要素が強いので、ストリートに合わせるのは余程の上級者でないと難しいです。
スニーカーには大きく分けて、ナイキやニューバランスなどを代表とする「ハイテクスニーカー」と、コンバースやバンズなどの「ローテクスニーカー」があります。
どちらもストリートファッションと好相性ですが、ローテクスニーカーの方が少し大人っぽい印象になります。
その日の着こなしに合わせて調整できるよう、それぞれ1足ずつ揃えておくと良いでしょう。
まとめ
今回はストリートファッションにおけるポイントや、おすすめの定番アイテムについて詳しく確認してきました。
上質なカジュアルファッションにストリートの要素を取り入れる際は、子どもっぽくならないようにするのがポイント。
今回ご紹介したことを参考に、ぜひ日々の着こなしにストリートアイテムを取り入れてみてください。
何はともあれ、ファッションで一番大切なのは「楽しむこと」です。
あなたのファッションライフがより楽しいものとなることを祈って。
Let’s enjoy!!