
世の中には数多くのスニーカーブランドがありますが、その中でも変わらない人気を誇るのが「アディダス」
この記事では、アディダスの人気の理由や魅力について深堀していきます。
この記事を読むことで...
- アディダスについて詳しくなれる
- アディダスを履きこなしてオシャレになれる
ただしこの記事を読まなかったら、アディダスのことを知らないままバランスが取れていないコーデになってしまいます。
今すぐ最後まで読めば、アディダスがなぜ人気かの理由がわかり、あなたも日々の着こなしに取り入れたくなるはずです。
ぜひ最後までご覧ください!
アディダス(ADIDAS)とはどんなブランド?

アディダスは、1949年にドイツで創業したスポーツブランドです。
創業者は「アドルフ・ダスラー」氏で、彼の愛称「アディ」と苗字の「ダスラー」を合わせて「アディダス(ADIDAS)」と名付けられました。
現在でこそアディダスといえば、ジャージをはじめとしたスポーツ用品で有名ですが、その始まりはスニーカーからだったというのは、意外と知られていません。
アディダスとプーマは兄弟ブランド?

アディダスが生まれる前の1920年、アドルフ・ダスラーは兄のルドルフと2人で「ダスラー兄弟商会」いう靴製造会社を設立しました。
しかし、その後兄弟の間で意見の食い違いが生まれ、1948年にダスラー兄弟商会は分裂し、河の対岸にそれぞれアドルフとルドルフが新しく会社を設立しました。
その1つが今回のテーマであるアディダスであり、もう一方で兄ルドルフが作ったのが「ルーダ(ルディ+ダスラー)」という会社。
ルーダは後に名前を変え、現在でも知られる「プーマ(PUMA)」となります。
つまり、現在存在する世界的なスニーカーブランドであるアディダスとプーマは、もともと文字通りの兄弟ブランドだということ。
ダスラー兄弟がスニーカー業界に与えた影響は計り知れませんね。
アディダスの3本線の意味は?

アディダスの象徴的な3本線(スリーストライプス)のデザイン、これは単なるデザインではなく、靴の中腹に付けられていた補強バンドが由来だといわれています。
アディダスの創業当時、靴の素材は本革が主流であり、長く使用するにつれて中腹部分が伸びてしまいがちでした。
それを防ぐため、創業者のアドルフが補強バンドを3本付けるよう発案し、その図案がそのままブランドの公式デザインになったのです。
デザインに隠されたエピソード1つ取っても、アディダスが機能性を追求しているブランドだということがわかりますね。
アディダスのロゴの違いは?


アディダスのロゴには2種類あることをご存知でしょうか。
1つ目が、三つ葉のデザインである「トレフォイル」ロゴ。
これは創業者アドルフ・ダスラーとその妻ケイトがデザインしたもので、古代スポーツの勝者に贈られた月桂樹の冠が由来になっています。
2つ目が、先述の3本線をロゴに使った「パフォーマンスロゴ」。
1997年に採用されたこのデザインは、創業時から変わらぬ機能性の高さを3本線が象徴し、右肩上がりのデザインが、常に未来へ向けてチャレンジし続ける姿勢を表しています。
現在のアディダスでは、これら2種類のロゴが併存していますが、トレフォイルロゴはファッション用のものに、パフォーマンスロゴはスポーツ用にと、アイテムの用途によって使い分けられています。
そのため、おしゃれのためにアディダスのスニーカーを買うのであれば、トレフォイルロゴのものを選ぶと間違いないでしょう。
アディダスの魅力とは?
アディダスのスニーカーは非常に人気で、街を歩けば見かけない日はないくらい。
特に、おしゃれにコーディネートしている人の足元を見ると、アディダスを履いていたなんてことも多いでしょう。
おしゃれな人々はなぜアディダスに惹かれるのか、その魅力を詳しく紐解いていきましょう。
魅力①:履くだけでストリート感をプラスできる

アディダスは、履くだけでストリート感をプラスできる点が大きな魅力です。
アディダスのスニーカーは、往年の有名ラッパーたちに愛されてきた背景もあり、ストリートシーンで特に人気があります。
しかし、ストリートアイテムは主張が強いので、普段のコーディネートに取り入れるのが難しいと考える人も多いでしょう。
その点、アディダスのスニーカーは程よく主張を抑えつつ、着こなしにストリート感をプラスできるので、ストリートファッション初心者でも手軽に取り入れられます。
魅力②:きれいめな格好にも合わせやすい


アディダスのスニーカーは本革製で高級感があるものが多く、きれいめな格好にも違和感なく合わせることができます。
たとえば、ジャケットにスラックスというコーデの足元に革靴を合わせると、カッチリし過ぎた印象になってしまうでしょう。
しかし、アディダスのスニーカーであれば、適度に肩の力が抜けたエフォートレスな着こなしに仕上がります。
きれいめな格好にスニーカーを合わせるのは、バランスが問われる上級者の着こなしですが、アディダスなら無理なく実現可能です。
魅力③:レトロな見た目と履き心地の良さの両立

アディダスのスニーカーは、その多くが昔から変わらないレトロなデザインを貫いています。
そのため、流行り廃りに左右されず、長く定番として履き続けることが可能です。
なお、「見た目がレトロだと履き心地が悪いのでは…」と思われがちですが、ご安心を。
アディダスは創業以来、機能性を第一にしているブランドなので、履き心地においても一級品なのが魅力です。
そのため、長時間歩くような日でも気軽にコーディネートに加えられ、おしゃれさと実用性の両方を得ることができます。
高いアディダスと安いアディダスは何が違う?
アディダスのスニーカーの中には、まったく同じモデルなのに値段が高いものと安いものが存在します。
ものによっては2倍近い価格差があり、「一体何が違うのか」と疑問に思った人も多いのではないでしょうか。
高いアディダスと安いアディダスの違いは「復刻版」か「現行版」かにあります。
おしゃれ用に購入するのであれば、値段の高い復刻版がおすすめです。
ここでは、復刻版と現行版の違いを踏まえ、なぜ復刻版の方がおすすめなのかを詳しく確認していきましょう。
違い①:使われている素材の違い

アディダスの復刻版と現行版における1つ目の違いは、使われている素材です。
復刻版には基本的に、スムースレザーやスエードなどの上質なレザー素材が使われています。
そのため、履けば履くほど自分の足に馴染み、数年後には新品時よりも雰囲気のある一足に仕上がっているでしょう。
その一方、現行版のアディダスの場合、アッパーには基本的に合成皮革(合皮)や安価なレザー素材が使われています。
合成皮革はレザーに比べて手入れが簡単なのがメリットですが、経年でボロボロ剥がれてきてしまうので、長年使うには向かない素材です。
また、見た目の印象もレザーの方が上質に映るので、おしゃれに見せたいのであれば、上質なレザー素材を使った復刻版がおすすめといえます。
違い②:シルエット

アディダスの復刻版と現行版は、シルエットの点でも大きく異なっています。
復刻版は、つま先が広くて土踏まずが細い、足の形状に沿ってくびれのあるシルエットになっています。
そのため、履き心地やフィット感がよいのはもちろんのこと、見た目にもメリハリのあるシルエットとなり、普通のスニーカーとは一味違う雰囲気が楽しめます。
その一方、現行版は大量生産でのコストカットのため、くびれのないストレートなシルエットになっています。
それぞれのシルエットの違いは、履き比べてみると一目瞭然。
おしゃれかどうかの決め手は細部に宿るので、少しでもおしゃれに見せたいのであれば、復刻版のメリハリの利いたシルエットをおすすめします。
違い③:ソールの色合い

アディダスの復刻版は、昔ながらのレトロな印象を出すために、ソールの色合いがクリーム色になっています。
よく「真新しいスニーカーは気恥ずかしく感じられる」と言う人がいますが、この原因は主に白過ぎるソールの色にあります。
漂白されたような真っ白さは合わせる色を選びますが、クリーム色のソールは幅広いコーディネートに好相性です。
また、履けば履くほどよりリアルな色合いになっていくので、経年変化を楽しむこともできます。
現行版アディダスの真っ白ソールが上手く馴染まなかった人は、復刻版を試してみることをおすすめします。
アディダスの間違いない定番モデル3選
アディダスからは様々なモデルが発売されていますが、まずは定番モデルを選んでおけば間違いありません。
ここでは、定番で人気のあるおすすめ定番モデルを3種類ご紹介していきます。
定番①:スーパースター

アディダスのスニーカーの中で、最もアディダスらしさを感じられる一足が「スーパースター」です。
スーパースターは1969年にバスケットボールシューズとしてデビューしました。
当時はまだバスケットボールの黎明期で、専用シューズの多くがキャンバス(布)製だったため、オールレザーのスーパースターは瞬く間に人気を集めました。
その後、1980年代に有名アーティストの「ランディーエムシー」が紐無しで着用したことから、一躍ストリートファッションのアイコン的存在に。
そのため、スーパースターを履くだけで、程よくスポーティーかつストリートな着こなしに仕上がります。

定番②:スタンスミス

アディダスのスニーカーの中で、最も人気があるモデルは「スタンスミス」で間違いありません。
もともとは「ハイレット」という名前でリリースされたテニスシューズでしたが、人気テニスプレイヤーのスタン・スミス氏が試合中に愛用していたため、彼の名前を冠したモデルとして1973年に再リリースされました。
その人気はすさまじく、過去には「世界で最も売れたスニーカー」としてギネスに登録されたほどです。
スタンスミスは、オールレザーのアッパーと、三本戦がパンチングで表現されたミニマルなルックスで、悪目立ちせずあらゆるファッションに溶け込むのが魅力。
カジュアルからきれいめまで、あらゆるコーディネートに合わせることができます。

定番③:ガゼル(ガッツレー)

アディダスの隠れた定番モデルとして外せないのが「ガゼル」です。
ガゼルはもともと、サッカーやハンドボールなどの屋内球技で使用するトレーニングシューズとして1968年にリリースされました。
長年ドイツ語読みの「ガッツレー」という呼び方でも親しまれていたため、往年のファンは未だにガッツレーと呼んでいることが多いです。
甲が低く細身のシルエットで、スリーストライプスのみが施されたシンプルなルックスから、幅広いコーディネートに相性抜群なのが魅力。
知名度でこそスーパースターやスタンスミスには劣るものの、知る人ぞ知る人気モデルとして、ぜひ押さえておきたい一足です。

【まとめ】レトロさと機能性の両立したアディダスを履いて、おしゃれを楽しもう!

今回は、アディダスのスニーカーがなぜ人気か、その理由や魅力の詳細について詳しく確認してきました。
アディダスは半世紀以上続くドイツの老舗ブランドで、創業以来変わらず、機能性の高いスニーカーを数多くリリースしています。
履くだけでストリート感を出せつつも、きれいめな格好にも合わせやすいため、幅広いコーディネートに活用することができます。
アディダスのスニーカーには安価な現行版と高価な復刻版がありますが、復刻版には数々のこだわりが込められているので、おしゃれ用途なら復刻版の購入がおすすめです。
ご紹介したことを参考に、日々の着こなしにアディダスのスニーカーを取り入れ、機能美に裏打ちされたデザインと履き心地を体感してみてください。
何はともあれ、ファッションで一番大切なのは「楽しむこと」です。
あなたのファッションライフがより楽しいものとなることを祈って。
Let’s enjoy!!